50代女性 自分知らずのファッションスタイルはNG

人混みは好きではないで、電車に乗るときは帰宅ラッシュを避けるようにしています。それでも夕方から夜にかけては、人が多くて一目を盗んで人間ウォッチングをしてしまうのは職業病かしら。
先日も齢40後半といったところの女性が、今流行りのシャツの「襟抜き」でうなじをチョイだし。下はガウチョパンツにブーツという風貌でお友達と楽しそうに会話を弾ませていました。(ここだけ聞くとおしゃれ上手な方に思えます。)
でも「ちょっと待った!」と本能の叫びでもって言いたくなるのが私の性なのかしら。50代ともなれば、自分自身のことをよく知らずに、トレンドを追いかけても自分らしいスタイルにはなりません。そこで、今日は自分自身のことをもっとよく知って、自分スタイルを作りましょう!というお話ししたいと思います。
襟抜き女性の間違いを見てしまった
この女性がトレンドを意識しておしゃれ感覚もお持ちだなと感じたのですが、実は“この方がぽっちゃり体型。
ぽっちゃりの方が、シャツの素材が綿の硬めタイプで”型“が残るようなもの(クリーニングで仕上がったばかりのノリでパリっとした感じ)を着ると、シャツが膨らんだままになってしまいやすいので”ぽっちゃり“が際立ってしまいます。
さらには、シャツをパンツにINしていたので、さらに膨らみやすい。ガウチョパンツにはタックが入り・・・と太って見えてしまうポイントがいくつも目についてくるわけです。
ケチをつけるわけにはいかず「ここは型が残らない柔らかめの素材を選んで欲しかった・・」なんて独り言をつぶやいていたわけです。
自分の全体像を確認してみる
ファッションについての悩みは、一人一人体型によって個々のパーツが違い、人の意見もあまり参考にならない・・・で、体型に合う洋服を見つけるのが難しいということ。そして、もう一つは全体のバランスが取れないということなんじゃないかな?
このブログでもそれぞれの体型の特徴に合わせて、ワンポイントアドバイスをさせていただいてきましたが、このアドバイスはほんの一部にすぎませんし、それが当てハマらない場合もありますが、そのポイントアドバイスを取り入れながら、常に全体を意識していろいろ試していく必要があります。
例えば、細身の方ですとスリム系のスタイルが合うというのは想像できると思いますが、仮に“細身でも顔が大きい”となると、スリム系が強調されたスタイルは顔が大きく見えてバランスを崩すことがあります。
と、いうふうに矛盾が起こってしまうことにファッションの難しさがあるんじゃないかしら。自分のことをよく知るということは、ある意味この矛盾を解決する近道なんだと思います。
処方箋(洋服)を持ってくる前には診断が必要です。頭がいたい時に「整骨院」にはいかないし、「正露丸」なんて飲まないのと同じことですよ!つまり、何を変える必要があるのかという問題を自分で知っておくということが大切なんですよね。
(次へ続く→)
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